潜在意識
潜在意識とは何か、顕在意識・無意識と何が違うのか。念じれば書き換わる倉庫という説明をやめて、脳の側から分かっていることだけを並べます。
潜在意識とは、自分では気づかないまま、判断と行動を先に決めている側の心のことです。
世の中の説明は、たいてい2つに割れます。ひとつは「念じれば書き換わる倉庫」という話。もうひとつは「そんなものは無い」という話。僕はどちらも採りません。心理学が実際に測ってきたものと、測れていないものを、分けて置いていきます。
分けると、はっきりすることがあります。潜在意識に命令は効かない。でも、入力は変えられる。言葉と環境と順番を先に変えると、そちら側が勝手に動き出す。だから僕は「書き換える」ではなく「味方につける」と言っています。
このカテゴリには、潜在意識と顕在意識の違い、無意識との違い、95%説のような数字の出どころ、そして「潜在意識は嘘なのか」という問いへの答えを集めました。最初に読むのは「潜在意識と顕在意識の違い」です。ここで言葉の意味を揃えてから、他の記事へ進んでください。
読む順番
潜在意識と顕在意識の違いとは?95%説の出どころと、心理学が実際に確かめたこと
潜在意識と顕在意識の違いは「気づけるかどうか」の一点です。潜在意識が95%という数字に一次出典がないこと、フロイトが氷山を描いていないこと、そして実験で確かめられている4つを、出典つきで整理します。
潜在意識と無意識の違い|同じ意味に見える2つの言葉を、誰がどう使ってきたか
潜在意識と無意識の違いは、指しているものではなく、言葉の出どころにあります。無意識は「気づいていない」という状態の名前、潜在意識は「気づいていない側にもうひとつの心がある」と言うための名前。フロイトがこの語を捨てた理由から、順番に整理します。
潜在意識は嘘なのか|嘘だった3つの話と、実験が本物だと示した2つのこと
潜在意識は嘘なのか。潜在意識そのものは嘘ではなく、嘘なのは「語りかければ現実が変わる」というところです。語りかける音声・サブリミナル・「現実と想像の区別がつかない」説の3つが実験でどう判定されたか、そして本物だとわかった2つを、出典つきで整理します。
潜在意識の書き換え方|念じても変わらない理由と、中央値66日の本当の手順
潜在意識の書き換えは、念じて命令することではありません。行動のきっかけ(場所と直前の動作)を変えて、同じきっかけで同じ行動をくり返すことです。習慣の研究では、自動になるまでの日数の中央値が66日、幅は18日から254日と出ています。念じても届かない理由から、順番に書きます。
よくある質問
潜在意識とは何ですか。
自分では気づかないまま、判断と行動を先に決めている側の心のことです。心理学では無意識・非意識的処理と呼ばれる領域が、これにいちばん近いです。
潜在意識と顕在意識は何が違いますか。
気づけるかどうかが違います。顕在意識は自分で内容を言葉にできる側、潜在意識は言葉にできないまま結論だけが出てくる側です。
潜在意識は書き換えられますか。
命令では変わりません。変わるのは入力のほうです。何を見て、誰といて、どの順番で動くかを変えると、結果として判断のクセが動きます。
潜在意識の記事一覧
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