第6段/全7段:整える

波動・瞑想・アファメーション

波動はうさんくさいのか。瞑想とアファメーションに効果はあるのか。スピリチュアルの言葉を、脳の言葉に置き換えて確かめます。

波動とは、スピリチュアルの文脈では、人や場所が持つ状態の良し悪しを指す言葉です。物理学の波動とは別の使われ方をしています。

僕はこの言葉を否定しません。ただ、そのままでは使えないとも思っています。「波動が下がっている」で説明を止めると、次にやることが出てこないからです。だからここでは、いったん脳の言葉に置き換えます。置き換えると、瞑想やアファメーションのように、実際に測られてきた手段と地続きになる。

測ってみると、良い知らせと悪い知らせが両方出てきます。瞑想には効果が確認されている領域があり、一方で脳の構造が変わるという有名な話は、大規模な追試で再現できていない。唱えるだけのアファメーションが逆効果になる条件も分かっています。

このカテゴリには、その線引きを集めました。整えるという言葉を、今夜できる手順まで下ろすのが目的です。

読む順番

  1. 波動はうさんくさいのか|根拠が認められなかった10件と、名前を変えれば残る中身

    波動はうさんくさいのか。物理の波動は辞書に定義のあることばですが、効果をうたった商品10件は、東京都の調査で根拠が認められていません。江本勝の側の実験には差が出ていますが、本人が共著者のまま止まっています。それでも「波動が合わない」の中身は、別の名前で実験にのこっています。

  2. 瞑想の科学的根拠|47試験で効いた範囲と、218人で消えた「脳が変わる」話

    瞑想に科学的根拠はあるのか。47試験3,515人のまとめで、不安・うつ・痛みに小さめの効き目が確かめられています。ただし「8週間で脳の形が変わる」は218人の追試で再現されず、運動などを上回る証拠もありません。効果量の幅まで開いて、根拠のたどり方を書きます。

  3. アファメーションは効果ないのか|唱えて気分が下がった実験と、書いて効いた実験

    アファメーションは効果ないのか。「自分は愛される人間だ」と唱える型は、自尊心の低い人で気分をむしろ下げることが実験で出ています。自分が大事にしている価値を紙に書く型は、ストレスホルモンの低下や成績の改善が出た一方、同じ手順の大規模な追試では効果が出ませんでした。分かれ目を、出典つきで書きます。

よくある質問

波動に科学的根拠はありますか。

スピリチュアルの意味での波動を測定した研究はありません。ただし、そこで語られている内容の多くは、注意・気分・環境の言葉に置き換えられます。

瞑想に効果はありますか。

不安やストレスの指標が下がるという報告は多くあります。一方で、脳の構造が変わるという主張は、大規模な追試で再現できていません。

アファメーションは効きますか。

自尊心が低い人ほど、事実と食い違う言葉を唱えると気分が悪化するという研究があります。唱える内容の作り方で結果が変わります。

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